震災関連の倒産
東京商工リサーチの発表では、2011年6月の負債額1000万円以上の企業倒産件数は、前年同月比1.4%増(17件増)の1165件となり、2ヵ月連続で前年を上回りました。
東日本大震災に関連した倒産が前月の64件から76件に増えたことにより、倒産件数全体の数字を押し上げています。これらは5月以降に急増しており、破産準備中などの実質破綻も震災後には50件に達しました。
震災関連の倒産は累計では6月末で173件に達しており、すでに「阪神・淡路大震災」が発生した1995年の1年間の震災関連倒産件数(144件)を上回っていまることから、今後の推移が注目されています。
また、原因別では、運転資金の不足が27.9%増となっており、負債総額は23.7%減の負債総額は2,163億5,300万円で、負債10億円以上の大型倒産が減少したのが要因となっています。
【2011年7月】