クレジットカード現金化
クレジットカード現金化とは、本来、商品やサービスを後払いするために設定されているショッピング枠の利用可能枠を換金する目的で利用することです。クレジットカード会社はこれらの行為を認めていません。
近年、総量規制や多重債務問題で現金の借入が困難になっている人をターゲットにし、約7〜9割程度を利用者にキャッシュバックとして渡します。利用者は現金を手にすることができますが、当然、後日クレジットカード会社からの請求がきます。
実際に、自己破産を検討されている方の中でも、このようにショッピング枠を現金化してしまっている方がいらっしゃいます。実はこの換金行為は免責不許可事由に該当し、容易に破産が行えない可能性があります。そのような場合は弁護士等に一度ご相談いただくことをおすすめします。
また、換金目的でカードを利用することは、「クレジットカード会員規約」に違反する行為ですので、カードの利用ができなくなったり、結局は自分の債務を増やすことになります。
日本クレジット協会では、平成22年4月1日に、「クレジットカードショッピング枠の現金化」への対策として、クレジットカードの現金化排除に向けた総合的対策を実施しています。